塩魚の美味しい食べ方

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コラム

塩魚の美味しい食べ方

2021/08/05

鮮魚売り場で魚を見ていると、塩の付いた切身の魚をよく見かけます。
あらかじめ塩が付いている魚は、どのようにして調理するとおいしく食べられるのでしょうか。

魚に塩を付ける意味

たとえば鮭の場合「生鮭」と「塩鮭」という2つの表記があります。
生鮭とは、水揚げされてから何も手を加えずに販売されているもののことです。
これに対して塩鮭とは、塩を添加した鮭のことを言います。

塩鮭は、程よい塩味が付いているのでそのまま焼いて食べることに適していますが、もともとは味付けのためではなく、保存のために塩を使っていたことが始まりです。
魚介類や肉類、野菜などに塩を加えると日持ちがする効果があるため、昔から行われていた貯蔵方法です。
塩を加えて貯蔵することを「塩蔵」と言います。

塩魚のおいしい食べ方と塩抜きの方法

塩魚は、もともと塩が施されているので、あらためて味付けをする必要はありません。
シンプルに焼いたり、鍋の具にしたりするのが、いちばんおいしい食べ方だと言えます。
また、塩抜きをすれば塩味を薄めることができるので、調理の幅が広がります。

塩魚の塩抜きをするためには、塩水に漬けましょう。
塩水に漬けると食材の塩分が時間をかけて抜けていくので、旨みが残っておいしく食べられるようになります。
塩抜きの方法は以外と簡単で、魚を塩水に漬けて2時間から3時間置くだけで塩が適度に抜けます。

まとめ

魚には、あらかじめ塩を施した塩魚があります。
塩味を活かして焼き魚として食べてもいいですし、塩抜きをして塩味を薄めれば他の食べ方をすることもできます。